前回の記事では、息子が救急で診察を受け、月曜日に改めて受診することになったところまでお話ししました。今回は、その月曜の受診についての体験記です。
予約した病院での診察
腕を固定したままだったので、息子は学校を休み、予約を入れた病院へ。
予約時間は10時でしたが、さすが大きな病院、混雑していて呼ばれたのはなんと1時間半後。痛みをこらえながら待っていた息子も「ようやくか」と診察室へ。
ところが、先生の第一声は驚きの一言。
「これはうちでは手術できないので、紹介状を書きます。すぐ行ってください。」
え、一時間半待ったんですけど!?
診察はわずか5分。さらに手術が必要とのこと。驚きの連続です(笑)。
診察室を出ると看護師さんから、「紹介状を持って病院に行ってもらうのですが、今日手術の可能性があるので、ご飯を食べず、お水もこれ以降飲まないようにしてくださいね。」との指示。
十勝最大の病院へ移動
病院を出てすぐ、水も飲めない状況になったことを後悔。小銭も千円札もなくてドリンクを買えず、喉が渇いていたのに……。こういう時のために小銭や千円札は持ち歩かないと、と痛感しました。
車で10~15分ほどの場所にある、十勝最大の病院へ移動。
家のことは何も準備せずに出てきてしまい、助けを求めて実母へ連絡。実母は仕事が休みで、急遽いろいろ助けてくれることに。こういうとき、実家が近いありがたさを痛感します。
次男の参観日と予想外の展開
この日は次男の参観日でした。朝「参観日見に行くから、帰りは車で一緒に帰ろうね!」と送り出したので、今日は次男に家の鍵を持たず学校へ……。
実母に事情を話すと、「学校に迎えに行くよ!」と快諾。ありがたすぎて泣ける。
野球つながりのママ友に「参観日行けなくなったから、ばぁばが迎えに行くよ」と伝言を頼み、私は連絡に奔走。移動中も長男に空いている手でラインを入れてもらい、対応に追われました。
病院到着、そして緊急手術
病院に到着すると、また待ち時間が発生。
診察の結果――「今日手術です。入院です。」
うすうすそうなるんだろうなと予想していたものの、ここで決定打。
手術方法について、先生と相談。全身麻酔では時間がかかるため、部分麻酔(伝播麻酔)で行う方針に。肩から先だけの麻酔で、本人は起きたまま手術を受けることに……中学生に耐えられるの?と心配する私。
しかし先生は「長男くんは冷静だし、大丈夫そうだね」と判断。
もはや断る余地なし!?
静かに押し切るタイプの先生でした(笑)。
本人は全身麻酔の方がよさそうだったけど、早く終わるならと決意。
入院準備と病室
入院期間は3日間とのことで、長男の希望で個室を用意。小さい子が苦手な長男を大部屋に入れたら、それこそ大変だったかも。ファインプレー!
病室に着くと、看護師さんが説明してくれました。時刻はすでに15時。
最近は欠席連絡がスマホアプリで済むので便利ですね。ただ、利き手を骨折してしまったので、今後のことを担任と相談しなければ……。15時以降に電話をもらうように連絡していたので、そわそわしながら待ちます。看護師さんが退室する前に担任から電話がかかってきてしまったけれど、忙しいなか電話してくれたのだから、今のうちに伝えるべきことは伝えておこうと。
担任との電話の後も、夫くんや保険屋さん、職場への連絡もひたすら続く。今日1日で何か月分の電話をした気がします(笑)。
手術とその後
看護師さんに呼ばれ、いよいよ手術室へ。
病室で病衣を着て、不織布の靴カバーとキャップを装着して入室。
手術室には機械や配線がびっしり。緊張した長男は「手術中の音が気になるかも。耳栓があれば欲しい」と伝えるも、そんなものはなく、BGMを大音量で流すという解決策に(笑)。
「お母さんは病室で待っていてくださいね。」
いよいよだ!
長男に「頑張って!」と声をかけ、病室へ戻ると、夫くんから電話が。社長に事情を話したら「行ってやれ」と仕事を早退させてくれたそう。すぐ病院に来てくれることに。
夫くんは昼食を食べる時間がなく、お腹ぺこぺこ。長男の術後の食事もあるので、院内のコンビニで食料調達へ。
病室に戻ると夫くんがコンビニ弁当を食べ始めるも、「これで足りるのかな?」という量しか買ってこなかった夫くんは自分の分を食べたのち、長男の分に視線を送る……まだ帰ってこないから食べてもいいけど、買い足してね(笑)。
かれこれ2時間半くらいかな?
ついに手術終了。
看護師さんに呼ばれ、手術室へ迎えに行くと、長男は車いすに座っていた。
疲れた顔をしているけど、意外と大丈夫そう。先生やスタッフから「立派でした!全然平気そうで、すごい!」と褒められました(笑)。
先生に手術こんな感じでしたとエコー写真やレントゲンを見ながら説明を受け、エコー写真をお土産に病室へ。
手術後の食事と帰宅
病室に戻ってしばらくしてからお水を飲めるかのチェック。
ほんのちょっとだけ水を飲んで、気持ち悪くないことを確認出来たら、お水飲んでいいらしく、朝振りの思ずをがぶがぶ堪能。麻酔が切れてくると痛みが出て、利き手も使えず、体制もなかなか取りにくいみたいで、ご飯は「あーんスタイル」。
朝以来の食事、おいしそうに食べていました。
利き手を使えない不便さに、痛みも加わって、なかなか思うように動けない息子の歯磨きやトイレを見守り、あとは寝るだけの状態まで準備をすませ、私は帰宅。帰宅後は次男や夫くんと一緒に長男とテレビ電話。
中学生なので、夜の付き添いもなくて大丈夫だけど、こっちが心配で、連絡手段として「携帯持たせておいてよかった」としみじみ思った瞬間でした。
テレビ電話ができるのは素敵ですね!個室万歳。笑
1日目終了。
コメント